知的生産

2009年2月15日 (日)

読書メモ (その2)

以前,読書メモをつくる意味をまとめてみました (Ref. 2008-4/13) 。最近読んだ三輪 裕範氏が書いた本(*1)に感化されて,今度は読書メモの作り方についてまとめてみました。

読書メモといえば,本田 直之氏の「レバレッジメモ」(*2)が有名です。これは,パソコンにテキストファイルで打ち込み,プリントアウトしたものを持ち歩いて,繰り返し読むというものです。一方の三輪氏は,テーマ別に分類したノートへの抜書きを基本とされています。三輪氏の説明によれば,両者には次の違いがあります。

■本田氏
情報活用術。本を読むという投資活動からリターンを得ることを目的とする。継続するために省力化に重点を置く。

■三輪氏
情報整理術。本や論文を書くためのアイディアを考え出したり,本文中で引用するために利用することを目的とする。

まとめると,本田氏は,本の内容をダイレクトに頭に取り込むための方法で,三輪氏は,本の内容を分野別に整理・収集し,後日執筆する際に生かす方法と言えそうです。

私の場合,目的はどちらかと言えば,前者の本田氏の考え方に近いものがあります。しかし,文章の抜書きには文章修行という側面もあるので,後者の三輪氏のように抜書きも必要です。結局のところ,本の内容によって両者を使い分けることが必要だという結論に落ち着きました。

また,三輪氏は,抄録したそれぞれの文章に見出しをつけるという工夫をされています。アイディアや着想を得るためには,この見出しだけを見て頭の中に化学変化を起こすそうです。文章に見出しをつけることの重要性は,知的生産に関する本によく出てきますが,自分では実績できていないことに気づかされました。

*1: 『四〇歳からの勉強法』 三輪 裕範 ちくま新書
*2: 『レバレッジ・リーディング』 本田 直之 東洋経済新聞社

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2008年12月13日 (土)

コイズミ ホットマット

コイズミのホットマットです。

冬の暖房器具といえば,ヒーターやエアコンが一般的です。これらの室内暖房器具は,部屋全体が暖かくなるのはいいのですが,顔があつくなるので勉強には不向きです。

私は学生時代に足温器をつかっていましたが,これは顔が熱くならないので快適でした。ところが最近では足温器をあまり見かけません。Webを色々と調べて見ると,ホットマットという電気座布団がいいという情報を見つけたので早速買ってみました。

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このホットマットは家電量販店で,約¥3,000という手軽な値段で購入できました。このホットマットのいいところは,座布団として使うと,いすが暖かくなるので,とても気持ちがいいことです。私が調べたWeb Siteの紹介では,冬の電車の座席のようにとても快適であると説明されています。確かに冬に電車にのると座席が暖かくてとても気持ちがいいものです。心地よい振動に身をゆだねていると,すぐに眠たくなります。

足先の冷えが気になる場合には,足元に敷いて,ミニサイズのホットカーペットとして使うこともです。

実際に使って見ると,とても暖かく効率的に暖房できます。電気ファンヒータなどと比べると電気代金も安くあがります。お尻を暖めることで,体全体を効率よく暖めることができるようです。部屋そのものは,寒いままなので書斎で何かをしている時に,眠くなって床に寝転がることがなくなりました。

このホットマットのおかげで,冬場の書斎環境がよくなりました。

〔買い物リスト〕

  • コイズミ ホットマット
    型番: KDM-4572D
    価格: ¥2,980

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2008年12月 7日 (日)

Associe 08-12/06 整理達人のスゴ技

『日経ビジネス アソシエ(Associe)』12月16日号の特集記事は,「整理達人のスゴ技」です。12人の整理テクニックがケース別に掲載されています。

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中でも私が興味をもったのは,「仕組み整理術」の著者である泉正人氏のデスクの写真です。見たところ意外にも机の上は少し乱雑なような気がしました。最近の私のお気に入りは,デザイナーの佐藤 可士和氏の机のように,机の上には全く何も無いというパターンです。でも,「仕組み」を作ってsystematicに処理するという考え方は,とても参考になりました。

また,自分の時間割で予定を整理している記事が参考になりました。時間割を作るというのは,よく知られているライフハックの一つですが,実例を見ると自分でも実践しようという気になります。

他には,次のような内容が参考になりました。

紙のファイルとPCのフォルダーに同じ番号とタイトルをつける。
日々の全ての仕事をパソコンのテキストメモに記録する。
物を絞るために同じアイテムを使い続ける。道具の色や規格を統一する。
書類はスキャンして全て捨てる。
フォルダー分けは3階層まで,ショートカットを最大限に利用する。
「レコーディング・ダイエット」で有名な岡田 斗司夫氏の「レコーディング整理術」

全般的に,デザインを職業としている方の整理方法が,私の好みにあうように感じました。

〔参考データ〕

  • 『日経ビジネス アソシエ』 12月16日号
    【特集】整理達人のスゴ技
    価格: ¥590

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2008年11月 9日 (日)

書斎の状況 2008-11/09

2008年11月9日時点での私の書斎の状況を整理してみました。

ハードウエア
私の書斎は,西向きの北側に位置する部屋で,広さは四畳半です。ただし,整理ダンスが置かれているので,実質の広さは四畳です。

そこに,机と本棚とエレクターを置いています。机は,今の家に引っ越した際に,通信販売で組み立て式のものを購入しました。この机は,とにかく大きさにこだわりました。天板の大きさで,1600mm×800mのサイズになっています。机の上には,PC用の液晶ディスプレー等が置かれています。また,家族共用のレーザー複合機を置いてあります。このレーザー複合機のせいで,せっかくの机の広さが生かせなくなったので,置き場所を変えようと検討しているところです。

PCは,今となっては旧式の機材ですが,今のところ不便はありません。

  • DELL Dimension 8250 P4 2.4GHz
  • Apple Power Mac G4

ただし,MacについてはCPUが非力で使いものにならないので,最近はほとんど使っていません。近々,新しくなったMacBookを購入する予定です。

ソフトウエア
書斎では,勉強やPCでの作業,読書などをしています。不定期ですが,日記も主にこの部屋で書いています。また,雑記帳にアイディアを書き出したりするのもこの部屋です。

勉強はもっぱら英語が中心で,専門的な分野の勉強というものは特にしていません。ただし,本は色々読んでいるので,その内容を簡単なメモにまとめたり,抜書きしたりしています。

時には,PCでDVDを見たりしますが,主にはライブコンサートなど音楽関係のDVDを見ることが中心です。

部屋には,とにかくたくさんの本があります。また,主にノートを中心にした文房具のストックがたくさん置いてあります。文房具は,実用的な意味というより,完全に趣味の領域になっています。

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2008年8月17日 (日)

CASIO 電波時計

カシオ( CASIO )の電波時計です。

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クオーツが時計の主流になってからというもの,時計の時刻あわせというものがほとんど不要になりました。しかしながら,クオーツ時計でも時々は時刻あわせが必要です。

この問題を解決したのが電波時計です。掛け時計では以前からありましたが,腕時計に内蔵されるようになってから一気に普及したと思います。

私の書斎には掛け時計がありませんので,コンパクトな旅行用の置時計を使っていました。時刻がずれていてもあまり気にならなかったのですが,表示が小さくて見えにくいので,もう少し表示の大きなものが欲しいと思っていました。

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カシオの電波時計が,在庫処分で格安になっていましたので,購入しました。表示が大きいので,書斎で手帳やノートを書くときに日付の確認がしやすくなりました。シルバー1色のシンプルなデザインも気に入っています。

肝心の電波時計機能ですが,書斎では電波の受信状態が悪く,時々電波の受信に失敗するようです。ただし,しばらく放置していると電波の受信を示す「OK」の表示が出るので,何とかうまく機能しているようです。安価な製品ですが,正確な時計が一つあると,何かと便利です。

手帳やメモを書くときには,まず日付を記入します。簡単なルールですが,あとで情報を検索するためには絶対に必要です。誰でも知っている常識だと思っていたのですが,知らない人もいるようです。先日,会社で新人のノートをみると日付が書いてありませんでした。私は,すぐさま自分のノートを見せて,日付を書くと便利であることをアドバイスしました (*1)

私の場合,日付は西暦で年号から書きます。「2008-8/17」のように年号と月日の間にハイフンで区切りを入れて記載します(*2)。最近は,なるべく曜日も書くように心がけていますclock

*1 人を納得させるには,言葉だけでなく,実例を見せることが大事です。
*2 英語の場合は,「Aug. 17, 2008」のように書きます。

〔買い物リスト〕

  • CASIO 電波時計     ¥ 780
    シルバー,アラーム・温度計付

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2008年4月13日 (日)

読書メモ

読書メモを作ることにどんな意味があるのでしょうか。

本田 直之氏は著書の「レバレッジ・リーディング」の中で,本を読んだらポイントをメモし,そのメモを何度も繰り返して見ることを提案しています。確かに,一度本を読んだだけでは知識が身に付くとは思えません。メモを作ることによって自分の中で本の内容が消化されます。

しかし,この読書メモをつくることにどんな意味があるのでしょうか。最近この「読書メモの意味」について色々と考えていると,単純な結論を思いつきました。答えは全く単純で,学生時代の勉強法がヒントになりました。

学生時代の勉強は受動的なものですが,社会人になってからの勉強は能動的なものになります。大きな違いは,講義または授業がないという事です。では,社会人になったらどうやって勉強するのかと言えば,講義を聞く代わりに自分で本を買って読むということになります。このように考えてみると,読書メモは講義ノートと同じではないかという結論をひらめきました。

<学生>
講義を聴く→講義ノートをつくる→教科書とノートを見ながら復習→実践(試験)

<社会人>
本を読む→本を見返しながら読書メモをつくる→読書メモを見返す→実践

すなわち,学生は講義を聞いて講義ノートをつくる。社会人は,講義を聴く代わりに本を読んで読書メモをつくる。社会人になってからの勉強といっても何も特殊なことをする必要はなく,学生時代の勉強とプロセスそのものは同じであることに気がつきました。

ここまでくれば,読書メモをつくる意味が見えてきます。本を読むだけの状態は,ノートも取らずに講義を聴くのと同じ状態です。それでは実践に役に立つ知識が身に付くはずがありません。読書を実践に生かすには,読書メモが必要なのです。

※ 知的消費のための読書,すなわち小説などを読む場合は,言うまでもなく知的生産のための読書メモは不要です。

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2007年11月18日 (日)

ノートのサイズ(その2)

07111801_2 私は,社会人になってからノートやファイルはすべてA4サイズに統一してきました。日本ではノートといえばB5サイズが一般的ですが,国際規格であるA版と違って,B版はローカルスタンダードという点が気になっていました。また,B版を入れると書類やファイルとの統一感がなくなるので,極力避けたいという気持ちもありました。

仕事で使っているA5サイズのノートがそろそろ使い切りそうなので,次のノートをどうしようかと考えている時に,ふとB5サイズが候補にあがってきました。各サイズの特徴を分析してみると以下のようになります。

■A5
(利点)持ち歩きに便利。会議机などの狭いスペースでも筆記が可能。
(欠点)筆記面積がやや小さい。ノートにA4の書類をはさめない(A4二つ折では,書類の端がノートからはみ出してしまう)。
■A4
(利点)筆記面積が大きい。A4の書類をはさめる。
(欠点)持ち歩きに不便。オフィス外への持ち歩きが非常に困難。会議机などの狭いスペースでは,筆記できない。
■B5
(利点)筆記面積は,ほどほど。二つ折りにしたA4の書類をはさめる。持ち歩きも可能。
(欠点)通常のA版の書類との連携が悪い。ただし,書類と連携しなければ問題はない。

私の場合,ノートとは別にスケジュール管理用にA5サイズの手帳を使っています。したがって,ノートは純粋にメモを筆記するためのものです。オフィス内の移動時に常に持ち歩くのはもちろんですが,オフィスの外でも同じノートを使いたいという要求が以前からありました。

そこで,持ち歩きに便利なA5サイズを使っているのですが,どうしてもメモが1ページで収まらずに,中途半端に終わってしまいます。また,A4サイズの書類を見慣れているせいか,A5という小さいスペースでは,全体の構成が分かりにくいノートになってしまいます。

一方で,ノートはあくまでもノートであり,書類との連携(書類と一緒にファイリングする等)は全く必要ないことが最近分かってきました。むしろメモの紛失を防ぐために,ノートは書類とは別に一箇所にまとめた方が便利です。このように考えると,ノートはA版にこだわる必要はないとう結論に達しました。

そこで,次は試験的にB5サイズのノートを使ってみようかと考え始めています。

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2007年6月10日 (日)

ツールボックスという発想

「**のツールボックス」というタイトルの本を見つけました。

完璧な情報ではありませんが,とりあえず要点のみ記載してあって,すぐに使えるように考えられた本です。いわゆるハンドブックと同じような発想の本です。

うわべだけのハウツー(How to)だけを並べた本を馬鹿にする人がいますが,ビジネスの場では,とにかく最短距離で結果を出す必要に迫られます。したがって,深い論理の議論は後回しにして,とにかく使える資料というものが重宝します。いかにすばらしい内容でも実践で使えなければ意味がありません。

一方,断片的な知識だけでは,上辺だけの人間になってしまいます。従って,自己啓発が必要になるのです。普段のビジネスでは獲得できない総合的な知識は,自己啓発で蓄積するしかありません。

ツールボックス的な発想の資料は,使うのと作るのでは大きな違いがあります。使うのは非常に簡単ですが,それを作るには深い理解が必要です。もちろん,経験に裏打ちされたものでなければ,使える資料にはなりません。

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2007年5月27日 (日)

PLANNING HACKS!

原尻 淳一著の「PLANNING HACKS!」という本を買いました。

まだ途中までしか読んでいませんが,内容的にとても共感するものがありました。

  • 企画書やプレゼンのデザインは,気に入ったものを普段からストックしておく。
  • 本番では,これを見ながら企画書やプレゼンを作成すれば,簡単に質の高いものができる。

これらは,普段の私が何気なく実行していることですが,この本を読んで,その根本的な意味が理解できました。つまり,入れ物を用意しておけば,後は中に入れるものをその都度準備すれば,「モノ」ができあがるという発想です。

  • 雑誌や広告を見て,参考になるレイアウトやデザインを集めておく。

これも,仕事というより,プライベートの遊び感覚でやっていることですが,実は仕事に結びついていることに気がつきました。

ビジネスの場では,とかく内容重視で体裁を軽んじる傾向にある様に思います。ところが,茶道や武道などは「形」から入って「心」を入れて極めます。「形」から入るのも決して悪いことではないと思います。

〔参考データ〕

  • 「PLANNING HACKS! 企画ハック!」     ¥1500+税
    原尻 淳一,東洋経済新聞社,2007年5月

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2007年4月15日 (日)

一流の仕事術

「一流の仕事術 (山崎 武也著)」という本を読みました。

この本は,以前に本屋でながめたことがあり,いつか買おうと考えていました。というのも,ビジネスツールとして手帳や筆記用具について意見が述べられていたことが印象に残ったからです。

最初の印象どおり,実際に読んでみて,とても参考になる本でした。いわゆるテクニックだけを述べたものではなく,心構えのようなものまで明確に書かれています。

当たり前の内容と言えば,そのとおりですが,それをまとめて書かれた本は,他にないと思います。私は,本の気に入ったページにフィルムふせんを貼って整理するのですが,この本は,ふせんだらけになりました。

コラム形式で,一つ一つの話題が2ページぐらいにまとまっているので,とても読みやすくなっています。通勤電車で簡単に読める本ですが,とても参考になりました。

どれも簡単な内容ばかりですが,大切なのは実際に自分で実践してみて,役に立つと思ったものを自分のスキルとして身に付けることだと思います。

〔参考データ〕

  • 「一流の仕事術」,山崎 武也,PHP文庫,2003年  ¥495(税別)

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