2020年5月25日、Ibanez (アイバニーズ) から限定モデル JCRG 2020 "With a difference j.custom" 2020年モデルが発売になりました。
● 4種類のバリエーション
Ibanez JCRG 2020年モデルは、大きく二種類のモデルがあり、それぞれに二種類のカラーバリエーションがあります。
一つは、ボディ材にアルダーを使用し、クロムのハードウエアカラーを採用した JCRG2001-SAL (Salamandra) と JCRG2001-UND (Undine) です。
もう一つは、ボディ材にアフリカンマホガニーを使用し、ゴールドのハードウエアカラーを採用した JCRG2002-GNM (Gnome) と JCRG2002-SLH (Sylph) です。
● ボディトップにエキゾチックメイプル材を採用
ボディシェイプはIbanezを代表するRGボディシェイプです。
ボディトップには、エキゾチックメイプル材を採用し、アルダー材ボディとマホガニー材ボディの二つのモデルがあります。
ボディトップの肘が当たるコンター部分は、高度な技術が要求されるボディトップ材を曲げて貼り合わせた”ドロップ・トップ”になっています。
● Asymmetric Super Wizard ネック
ネックには左右非対称な”Asymmetric Super Wizard”シェイプを採用。Ibanez といえば、弾き易さを追求したWizardネックが特徴ですが、2020年モデルでは、12フレットで若干厚みを持たせた形状になっています。
JCRG2001はメイプル材とパープルハート材による5ピースネックを採用。JCRG2002はウェンジ材とパープルハート材を組み合わせた3ピースネックを採用しています。
● バーズアイメイプル材指板
指板は鳥の目の様に見える杢目が美しいバーズアイメイプル材を採用。フレイムメイプル材のバインディングも施されています。
RGではローズウッドまたはマカサエボニーが定番でしたが、2020年モデルはバーズアイメイプルが採用されているのが特徴です。
● DiMarzioピックアップ搭載
ピックアップはH-S-Hの構成で、RGでは定番のDiMarzioを採用。ネック、ミドル、ブリッジの順に、Air Norton、True Velvet、The Tone Zoneを搭載しています。
● Lo-Pro Edge tremolo bridge と GOTOH Top-Lok III
ブリッジには、突起が少なく演奏性を高めたオリジナルトレモロのLo-Pro Edgeを搭載しています。
ロックナットには、テンションバーのついたGOTOH Top-Lok IIIが採用されています。
● カラーバリエーション
2020年モデルでは、火・水・地・風を司る四精霊にインスパイアを受けたカラーリングを採用。
ボディから指板、ヘッドに至るまで全体的にグラデーションを描くスペシャルフィニッシュが特徴で、指板面にもグラデーションのカラー塗装が施されています。
- 火を司る精霊”Salamandra (サラマンダー)”からインスパイアされた、燃え上がる炎を表現した”SAL”フィニッシュ。
- 水を司る精霊”Undine (オンディーヌ)”からインスパイアされた、流れゆく水を表現した”UND”フィニッシュ。
- 地を司る精霊”Gnome (ノーム)”からインスパイアされた、力強くどこまでも続く大地を表現した”GNM”フィニッシュ。
- 風を司る精霊”Sylph (シルフ)”からインスパイアされた、優しく包み込む風を表現した”SLH”フィニッシュ。
どれも素晴らしいルックスをもった2020年モデルですが、個人的にクロムパーツが好きなので、どれか一つを選ぶとすれば JCRG2001-SAL (Salamandra) がおすすめです。
限定モデルだけに税込販売価格798,600円とかなり高価なギターなので、さすがに手に入れるのは無理ですが、せめて一度実物を見たいものです。
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