Paul Reed Smith Silver Sky を見てきました
話題のエレキギター「Paul Reed Smith Silver Sky」の実機を見てきました。WEB上のレビュー記事も参考にしながら、特徴をまとめてみました。
![]() Paul Reed Smith (PRS)《ポール・リード・スミス》Silver Sky (Horizon)[John Mayer Signature Model]【あす楽対応】 |
● PRS Silver Sky の概要
Paul Reed Smith (PRS) Silver Sky は、グラミー賞ミュージシャンの John Mayer (ジョン・メイヤー) とギターメーカー Paul Reed Smith (ポール・リード・スミス) のコラボレーションによる PRS GUITARS の最新シグネイチャーモデルです。
Fender (フェンダー)、Gibson (ギブソン) に続く、三大ギターメーカーに数えられる PRS GUITARS はプロの愛用者も多い注目のギターメーカー。PRS Custom 24 に代表されるダブルカッタウェイを持つ独自デザインのギターが有名です。PRS Silver Sky は、従来の PRS とは全く異なるフェンダーストラトキャスター (Fender Stratocaster) に近いシェイプを持つギターになっています。
● PRS Silver Sky のこだわり
PRS Silver Sky は、単なるストラトタイプのギターではありません。細部までジョンとポールのこだわりが詰まったギターになっています。
ヘッドストック形状は従来のPRSオリジナル形状をベースに、ナット側のくびれ部分が非対称な形状に変更されています。これは、シェイクハンド・グリップで親指をネックに掛けてネックを握りこむジョンの演奏スタイルにあわせて変更されているようです。ヘッドストック形状の変更にあわせて、低音弦と高音弦のペグがオフセット配置に見直されています。
ペグはギアカバー付きの Kluson (クルーソン) タイプでボタンがプラスチック製です。ビンテージスタイルのペグですが、PRS 独自のロック機構がしっかり採用されています。
ネック形状は60年台のビンテージ形状を踏襲し、指板のアールも 7.25インチを採用しています。一般的な PRS の指板アールは10インチなので、ヘッドストックと同様にシェイクハンド・グリップでネックを握り込む演奏スタイルに適しています。
スケールはロングスケールの 25.5 インチを採用。PRS と言えば、ロングスケールとミディアムスケールの中間にあたる 25 インチが大きな特徴。ここでも思い切った選択をしています。
ペグと同様にブリッジにはビンテージスタイルの6点ビス止めシンクロナイズドトレモロを採用。ただし、PRS 独自のナイフエッジスクリューを採用してチューニングのずれを防止しています。サドルもビンテージスタイルのベントスチール製が採用されています。
ピックアップは新開発の 635JM シングルコイル・ピックアップを3機搭載。PRS には珍しいシングルコイル・ピックアップで、ビンテージギターを思わせる独特のトーンが特徴です。
フェイス・ジャックプレートは PRS により形状が見直され、シールドプラグをギターに差し込んだ時のプラグ角度を低く抑えて、トレモロアームと干渉しない設計になっています。
他にもまだまだ書ききれないほど、様々なこだわりの詰まったギターになっています。開発に2年間もかけただけのことはあります。
● PRS Silver Sky のおすすめ
ストラトシェイプのギターで定番のものとは少し違うビンテージスタイルのギターが欲しい方にはおすすめです。
ビンテージスタイルのギターは一般に高額ですが、 PRS Silver Sky は市場価格280,800円 (税込) で、何とか手に届く価格帯になっている点もうれしいところです。
カラーも Tungsten (シルバー)、Frost (ホワイト)、Horizon (レッド)、Onyx (ブラック) の4色から好みのものを選ぶことができます。個人的には、 Tungsten が Horizon がいいと思っています。
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