« 『「超」入門失敗の本質』 | トップページ | 大和出版印刷 リスシオ・ワン 名刺サイズ »

2012年7月28日 (土)

『リスク、不確実性、そして想定外』

『リスク、不確実性、そして想定外』 植村 修一(著)を読みました。

このところ戦略について書いた本をよく読むのですが,この本もリスクに対処するという一種の戦略を理解するうえでとても参考になりました。

新書ということで,リスク管理についてとても分かりやすい説明がなされています。リスク管理の基本を手軽に理解するのにはちょうどいい本です。

特徴的なのは,リスク管理を内容の軸としながらも,『ブラックスワン』や行動経済学で有名なダニエル・カーネマン,そして複雑系など,多彩なジャンルの話題をおりまぜた構成になっていることです。本来なら眠くなるような硬い内容のはずですが,最後まで飽きることなく一気に読み終えることができました。

「ナポレオンも,信長も,そして私たちも,同じ失敗を繰り返す。」という帯のコピーにあるように,歴史上の事実をリスク管理の題材にした12の歴史コラムが盛り込まれています。「致命的だった信長のリスク管理 -本能寺の変」など,これらの歴史コラムがまた読み物として想像以上におもしろい。これだけ読んでも十分楽しめます。

リスク管理に興味のあるすべての人にオススメです。

◆目次
はじめに
第1章 リスクを測れるから人類なのだ
第2章 リスクの源はどこにある
第3章 リスクをコントロールできるか
第4章 不確実性の下での意思決定
第5章 「想定外」は誰のせい?
第6章 会社を取り巻くリスクの本質
第7章 リスク管理はなぜ失敗するのか
終 章 大事なものを守る
参考文献
おわりに

〔参考データ〕

  • 『リスク、不確実性、そして想定外』 植村 修一
    日本経済新聞出版社 (2012/6/9)
    日経プレミアシリーズ
    \893

|

« 『「超」入門失敗の本質』 | トップページ | 大和出版印刷 リスシオ・ワン 名刺サイズ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『「超」入門失敗の本質』 | トップページ | 大和出版印刷 リスシオ・ワン 名刺サイズ »